身近なEdTech 「ロボット先生とこっそり英語の発音特訓」

こんにちは。EdTechWomanTokyoメンバーの識名由佳です。

教育 × テクノロジーで世界の教育はガラッと変わる!と言われ続けて久しいですが、その変化を身近に感じる機会はあまり多くはないのではないでしょうか。

今回は、どなたでもすぐに試せて、「1対1の家庭教師よりも、コスト面はもちろん質の面で優れているな」と感じたEdTech事例をご紹介したいと思います。

地味ながら、今後の可能性を感じさせる無料のスマホアプリ「発音博士」です。

英語の発音にコンプレックスのある日本人はとても多いですよね。英語バージョンのSiriやAlexaに反応してもらえず傷ついたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私もその一人で、飛行機で「water」や「coffee」など簡単な単語すら聞き取ってもらえず、ますます英語コンプレックスを拗らせてきた自負があります。

発音博士アプリでは、そんな内気な方でも一人でこっそり練習することができます

私の強い日本語訛りの英語が徐々に上達していく様子を動画に収めました(約1分20秒)

動画をみる時間のない方のために簡単に説明いたします。

 

1 練習したい単語を選ぶ

2 お手本の発音を聞く

3 実際に発音してみる

4 自分の発音がどう聞こえているのか、発音記号で表示される

28584270_1864262243643784_393530096_o (1).png

5 自分の発音記号を見ながら、お手本と自分の違いを聴き比べる

6 再度チャレンジ

 

このステップを100点が取れるまで繰り返します。

このステップのうち、人間の先生が勝てないと感じたのは

「4 自分の発音がどう聞こえているのか、発音記号で表示される」と

「5 自分の発音記号を見ながら、お手本と自分の違いを聴き比べる」ことです。

 

ネイティブの発音に憧れて、1対1のレッスンに通ったこともありますが、

・自分の発音のどこがどう違うのか細かくはわからない

・何回も繰り返し、たまたまGoodをもらえた時も、なぜGoodになったのかわからず再現性が低い。

・次の日には正しい発音を忘れてしまう上に、忘れているのかどうかを確かめることもできない。

・上達実感がわかない。

という状況から、頓挫してしまいました。

 

この「詳細」かつ「即時」のフィードバックは機械ならでは、ではないでしょうか。私は、自分にどういう癖があるのか、このアプリで初めて知ることができました。

英語で大切なのは個々の単語の発音よりも、イントネーションやアクセントだそうです。このアプリでは単語の練習しかできませんが、そのうち誰かが文章全体を訓練できるサービスを開発してくれるのではないかと期待しています。

英語に限らず、他の様々な教科での応用も期待できます。

集団授業よりも家庭教師を選ぶメリットの一つは、生徒個別の誤答分析をその場でしてもらえることです。

「どこをどのようになぜ(where/how/why)間違えているのか」を即時フィードバック

つまづきポイントに応じた解説や演習を提供できる

 

英語博士アプリは①の点で人間より優れていると言えます。

今後、多くの人の誤答を集めて分析を行えば、②で人間を超えることも難しくないでしょう。

 

ただし、このアプリ、初めはゲーム感覚でとても楽しいのですが、一人でコツコツクリアする必要があり、途中で飽きてしまいました。スケジューラーに予定を入れ、Siriにリマインドしてもらうことも試しましたが、私の場合、AIアシスタントに怒られても特に何も感じません。

ゲーミフィケーションなのか、クラスメイトからのピアプレッシャーなのか、励ましてくれるコーチの存在なのか、学習のモチベーションや継続のためには、また別の仕組みが必要そうです。

「やる気スイッチ」が入るような商品が出てきてくれないかな〜。例えば、脳に電流を流し集中力をあげるバイオエレクトロニックセラピーと言われるこんなサービスなども出ているようです。

 

それでは、また次回!

広告